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テイルズ オブ ザ ワールド ~サモナーズ リネージ~ 【ているず おぶ ざ わーるど さもなーず りねーじ】 ジャンル ファンタジーシミュレーションRPG 対応機種 ゲームボーイアドバンス メディア 64Mbit+カートリッジ 発売元 ナムコ 開発元 IMP (加賀テック大阪開発部) 発売日 2003年3月7日 定価 5,040円 プレイ人数 1人 セーブデータ メインデータ1個ヒロイックモード 進行データ一個、中断データ一個 レーティング CERO 全年齢対象 判定 クソゲー ポイント ゲームバランスが歪、新規ユニット育てにくい戦闘に大きな不備、回避不能その他、全体的に詰めが甘いテイルズファンにとっての黒歴史キングスシリーズのファンも涙目 テイルズ オブ シリーズ 概要 システム 評価点 問題点 総評 余談 概要 通称『サモリネ』。テイルズ オブシリーズ初のシミュレーションRPGであり、ストーリー的には『テイルズ オブ ファンタジア』の続編にあたる。 システム的にはナムコ『キングオブキングス』の流れをくむいわゆる「キングスシリーズ」の一派で、『ポケットキング』の続編がテイルズの後押しを経て発売された物。つまり、「悲劇の名作ポケットキングの実子が、同社の名作RPGシリーズに養子にいった」という出自である。 絵師は藤島康介、奥村大悟。今作オリジナルのキャラのキャラデザは全て奥村氏が担当している。 「この世に悪があるとすれば人間の心、手抜き商品を売るなんて絶対に許せない。」 遊んでみないとわからない、詰めの甘さがいろいろある。詳しくは内容にて。 システム 今作独特のシステムとしてユニットの召喚があげられる。 ステージ開始時、味方ユニットは主人公一人だけ。魔法陣や城といった拠点に入り、マナを消費して召喚することで初めて主人公以外の味方ユニットが現れ、召喚したユニット1~3体でチームを組み行動するという仕様になっている。 上記の仕様のため出撃枠のようなものはなく(*1)、ある程度自由な部隊編成が可能だが、マナには限りがあり、自ターンはじめに供給されるマナもステージ開始時はそれほど多くない。召喚する味方ユニットをよく考えないと初期配置敵にただ蹂躙されるだけである。 味方ユニットの種類を増やす方法は「その敵を主人公を含むチームが倒した上で、その敵に対応する指輪を使い契約を交わす」「クラスチェンジ」「シナリオでの自動習得」といった具合。 契約の指輪の入手は、イベントや隠しアイテムでの固定入手を除けば完全ランダム。そのため本当に欲しいユニットと契約したいときに対応する指輪が手元に無いことも多い。 また主人公で倒す必要があるいうのも実は非常に厄介、詳しくは後述。 隠しアイテムも本当に何の印もなく、マップの一定地点を踏むと入手という形式なので知らないと手に入れにくい。 味方ユニットは大きく分けて「ストーリーで得る仲間ユニット」と「ステージ内で召喚する魔物ユニット」に分かれており、レベルの引継ぎに差がある。 ユニットの育成に関しては、ステージごとの引継ぎシステムを採用している。仲間ユニットは自動で次のステージに引継がれる一方、そのステージ内で召喚した魔物ユニットはそのステージのクリア時に次のステージに引き継ぐかどうかを選択する。 引き継いだユニットはそのままのレベルで次ステージ以降も使え、引き継がなかったユニットは破棄扱いになる。そのためそのステージで育てたユニットを引き継いでいけば自軍戦力の増強になる。しかし…。 なお新規で召喚する魔物ユニットはすべてレベル1からのスタートになる。 魔物ユニットは死んだらいなくなる。仲間ユニットでも死んだらそのステージで得た経験値および装備していたアイテムを失う。 それだけならば他のシミュレーションでもよくあることなのでたいしたことはないのだが、後述するゲームバランスのせいで大変なことに…。 ユニットには種族とクラスがそれぞれ設定されている。種族は全部で15種類存在し、その中で細かくクラス分けされている。クラスはアイテムを与えたり、レベルを上げたりするなどして各クラスごとに決められているクラスにクラスチェンジが可能。しかしその条件は結構複雑でノーヒントなものが多い。 ただ一部では種族を超えるクラスチェンジも可能で、やり方によってはファンタジアの登場人物、すず(♀)の種族を戦士♂にして性転換してみたり、主人公をゾンビにするといったネタもできる。 評価点 メインとなるストーリーライン自体はテーマ性、メッセージ性が非常に大きいものである。 『ファンタジア』における「敵が絶対悪ではない」という部分も踏襲されている。 問題点 ゲームバランスがかなり歪。 主人公やクレスなどの一部ユニットがやけに強く、彼らだけ鍛えればクリアはできる。 その反面、弱いユニット(クラス)はとことん弱い。 これに該当すると、ずっと育てていて主力だったはずのユニットでも途中から初期配置の敵に歯が立たなくなるうえ、レベルは敵より高いため倒してもロクに経験値が入らず成長もできないという事態も起こる。 条件を満たせばクラスチェンジでより上位のクラスにすることも可能だが、レベル・能力値・耐性・スキルを引き継ぐ為ほぼ誤差レベルしかパワーアップしない事もよくある。レベルアップ時の成長や以降の習得スキルはクラスチェンジ先のものになるのだが… ユニットの召喚コストはクラスごとの基本値*レベル。当然、強力なクラスほどコストが重く下位クラスでレベルを上げてから上級クラスにすると召喚コストが激増し強さは据え置きという残念なことに。 一方でクラスチェンジも使いこなせれば強力。高コストユニットは初期能力値・初期耐性・成長率に優れるので、高コストユニットを召喚しある程度レベルを上げたら低コストユニットにクラスチェンジさせると使い勝手がよくなる。 オススメはウンディーネ。元が最上位のユニットであり、クラスチェンジ先のニンフが非常にローコスト 飛行持ち。また、アイテムがあるならクラスチェンジで反復横跳びさせると凄まじい勢いで全能力値が上がっていく。「愛のしるし」は終盤まで待たなければドロップしないが、もうひとつの必要アイテムが序盤から入手出来る「羽」であるのもポイントが高い。 ゲーム中盤から終盤にかけて敵の能力がどんどんおかしくなってゆき、中途半端なユニットでは太刀打ちできなくなる。 その上ルーチンもなかなかいやらしく、自分の力で倒せるであろうユニットを集中狙いしてくる。その上クリティカル率も結構高い。 そのため新規ユニットを育てようとしてもレベル1の強さでは相手の初期配置の敵の一撃のもとに葬りさられるのが関の山。 しかもこのゲーム、相手ユニットも経験値を得てレベルアップするため下手な味方ユニットを出せば敵に塩ならぬ経験値を送るだけである。 敵もステージ中で新たな敵ユニットを召喚してくるので、それを利用すれば低レベルユニットも育成できるが…。 相手が新規召喚する敵ユニットもすべてレベル1。新規召喚したユニットを育てるのには何の問題もないが、ある程度まで育ったユニットになるとレベル1ユニットから得られる経験値では足りない、初期配置の敵にはかなわない、といった事態に陥りやすい。 ただ前述した通りユニットごとの格差がひどいため、1レベルのユニット同士が殴り合っても弱いほうが一方的に負けるという光景は日常茶飯事。酷いときには三対一でも一の方が一方的に勝つということも。 敵の増援がそういった仕様のため、ステージ序盤の敵→初期配置の中~高レベル敵ステージ中盤の敵→初期配置の中~高レベル敵の残存部隊&増援の低レベル敵ステージ終盤の敵→増援の低レベル敵&高レベルのステージボスとその取り巻きというかなりアンバランスな状態。 また敵はマナと出撃枠のあまりがあればどんどん増援のレベル1ユニットを召喚するので、ただただうざったいだけ。 ドロップアイテムは敵のクラスでのみ決定され、序盤からステータス永続アップアイテムをそこそこの確率でドロップする。特に移動力アップする羽はぶっ壊れ。レベル1の低コストユニットに移動力だけ上げて使い捨て足止め要員という外道戦法も出来るほど。 レベル1の敵を新規召喚させ続けて乱獲したステータス永続アップアイテムを主人公に注ぎ込む事で容易に無双可能。稀に飛んでくる即死攻撃だけは怖いが。 戦闘終了後に獲得経験値が表示されず、どれだけ育っているかの把握が面倒。 さらに獲得経験値は組んでいるチームのレベル平均で算出され、一括で与えられる。そのため高レベルユニットと低レベルユニットと一緒に組ませて経験値を稼ぐということもできない。 戦闘面でも多くの問題を抱える。 ダメージの計算式が不透明で、攻撃力を上げてもダメージが通らない、防御力を上げても相手の攻撃が止まらないなんてことはザラ。 敵から攻撃されたときは反撃一択。任意で行う回避や防御などというコマンドは存在しない。 しかも反撃時には攻撃指定ユニットが選べない。 そのため契約などのため残しておきたいユニットを反撃で倒してしまうということが多い。 リーダーと地形の属性が合えば使うことのできる「スキル」というものがあるのだが、これも扱いが難しい。 レベルアップにより習得するのだが、酷いユニットだと最後のスキル習得がLV29と非常に遅い。ちなみにレベルの上限は30で、1周目だとLV15前後から経験値が減り成長速度が格段に落ちる。 味方の体力を回復させるスキルを習得するクラスが少ない。遠距離回復のスキルなら地形さえ合えば自由に使えるが、回復のスキルだと戦闘中に強制発動し回復の対象も選ぶことができない。 そのため任意で味方の体力回復させたいなら自軍が占拠している拠点に置いとくくらいしか手段がない。 属性を変化させる装備が若干少なめ、属性や装備できるクラスが偏り気味なのも使いづらさに拍車をかけている。主人公(と一部クラス)はイベントで入手できる指輪を使って多彩な属性変化が出来るが、貴重品なので装備した状態で死んで失ってしまうと……。 ラスボスに至っては「再生」というスキルを持ち、倒した瞬間20%の確率で復活するという素敵仕様。HPが1の状態で復活するのが唯一の救い。 回避しようとしても自分と同じ闇属性の拠点にひきこもって出てこないため回避できない。出てきたとしても周囲数マスも闇属性なのでよほど引きつけないと回避できないだろう。 キャラクター、シナリオ面では…。 ある仲間は複数のステージにまたがっておこる一連のイベントをすべてこなさないと敵に寝返ってしまう。しかもその理由も単純なもの。 男装の女戦士という設定の味方キャラクターがおり、味方参入時は種族が戦士♂なのだが、男装であることを告白したあとは戦士♀に種族が変更される。そのため戦士♂時のクラスチェンジは無駄になり、2周目以降の要素であるクラス引継ぎもそのキャラだけ適用されない。 また味方キャラと敵軍のキャラクターには因縁があるものが多いのだが、最終的にその部分は特に回収もされることもなく投げっぱなしになってしまう。 他には ステージ内セーブが一度タイトル画面にもどる中断セーブのみ、ソフトリセットがないというプレーヤーをイライラさせる仕様。 中断セーブというのは名前だけで何度ロードしてもデータは消えない仕様のため、救済措置としては助かる。 終盤になるにつれ無駄に広いステージが多くなる。さらにそんなステージに限って壁で仕切られていることも多く、ステージクリア…いや敵との交戦までも非常に時間がかかる。 2周目以降の引継ぎ要素はレベル、クラス、アイテムと充実しているのだが、2周目に突入すると同時に初期配置の敵のレベルが引き上げられる。どこまでも新規ユニットに優しくない仕様である。 総評 致命的なバグなどはないが、SLGとしてもRPGとしてもまんべんなく詰めが甘い。実父・実祖父から優れた遺伝子を、養父から名門のブランド名を受け継いだ作品ではあるが、その多方面に隙の無い出来の悪さは、単にガッカリと呼ぶのもあんまりなものであった。 一応、ストーリーやシステム等に光るものはあるため、もっと煮詰めればいいものができただろう、とも言われている。しかし実際は、キングスシリーズファンはその出来に納得せず「キングスの名をただ売り渡した」として反発され、またポケットキングの主人公のうわさやファンタジアキャラの色恋話・腐れ縁話などの内輪ネタに終始したためテイルズファンにもそっぽをむかれてしまった。 結果、どちらのファンからもほぼ黒歴史認定されている不憫な子である。 余談 名前のお陰でそこそこ売れて、しかもクラスチェンジの方法や習得スキル、ステージごとの隠しアイテムやエンディング分岐など説明するものが多いにもかかわらず、なぜか攻略本は出ていない。会社が攻略本を作る事を放棄してしまったのだろうか?
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オタオタ(おたおた) 概要 アビスから登場したオタマジャクシ型のモンスター。 登場作品 + 目次 アビステイルズ オブ ドラゴンバスター イノセンス ヴェスペリア エクシリア精霊界 TOSラタトスクの騎士 TOWレディアントマイソロジー2 TOWレディアントマイソロジー3 クレストリア 咎我人の罪歌 テイルズオブフェスティバル2024 関連リンク関連種アビス イノセンス ヴェスペリア エクシリア ラタトスクの騎士 ネタ アビス 作中説明 レベル 7 備考 - HP 880 TP 0 物理攻撃力 63 物理防御力 65 譜術攻撃力 78 譜術防御力 78 経験値 6 ガルド 18 耐性 火×1.5水×0.9 落とすアイテム グミの元(15%)・レタス(10%) 盗めるアイテム - 出現場所 西ルグニカ平野フーブラス川南ルグニカ平野 (※基準は戦闘ランク:ノーマル。アイテムの数値は入手確率。) 行動内容 回転しながら尻尾を振り回して前方の相手を攻撃する。 サマーソルトで前方の相手を攻撃する。 尻尾を叩きつけて前方の相手を攻撃する。2HIT。 回転しながらの体当たりで前方の相手を攻撃する。3HIT。 大ジャンプで飛びかかって前方の相手を攻撃する。水のFOF(小)が発生する。 水の力でパワーアップ!/巨大化して物理攻撃力を20%上げる特技。水属性の譜術攻撃を受けた時に使用。 総評 ローテルロー橋やカイツール周辺の海岸沿いとフーブラス川に出現するオタマジャクシ型のモンスター。 尻尾や体当たりといった見たまんまの攻撃で攻めてくる。 フーブラス川だと同種の他、チュンチュンやゲコゲコを含めた集団で出てくるが、能力値は低い方なのでむしろカモに出来る。 問題はローテルロー橋周辺の海岸で出現したときで、周囲の敵の1.5倍程度の能力値を誇るので要注意。 テイルズ オブ ドラゴンバスター 通常敵として出現。HP1、攻撃力4、スコア10。 能力値は平凡だが、放置していると上からどんどん降りてくるので注意。 ▲ イノセンス No. 026 HP 130 攻撃 9 物防 8 知性 6 術防 5 敏捷 12 幸運 2 弱点 - 得意 - EXP 8 ガルド 1×6 落とすアイテム 高級食材アップルグミ 盗めるアイテム レモングミオレンジグミ 出現場所 レグヌム周辺ギルド管轄区域(rank1) (※基準はノーマル ドロップ、ローバーは上段がレア) 行動内容 尻尾を叩きつけて前方の相手を攻撃する。 尻尾を振り回して周囲の相手を攻撃する。 尻尾によるサマーソルトで前方の相手を攻撃する。 前方の相手に飛びかかって攻撃する。 回転しながらの突進で前方の相手を攻撃する。3HIT 総評 レグヌム周辺に出現するオタマジャクシ型のモンスター。見た目はアビスの時と同じ。 体当たりや尻尾を使った多彩な攻撃を行うが、通常敵では最も弱い部類の敵になる。 ▲ ヴェスペリア 作中説明 No.(XBOX) 124 No.(PS3) 162 Lv 8 種族 水棲型 HP 1100 TP 72 物攻 122 物防 144 魔攻 81 魔防 68 敏捷 60 状態異常 - 弱点 火 耐性 水 EXP 20 G 40 LP 3 備考 - 落とすアイテム 柔らかい尻尾イリキア草グミの元海苔 盗めるアイテム 柔らかい尻尾 出現場所 シャイコス遺跡回廊海岸イリキア大陸 東諸島 (※基準はNormal 落とすものは最大値) 行動内容 噛みつきで前方の相手を攻撃する。 尻尾から飛びかかって前方の相手を攻撃する。 尻尾を振り回して周囲の相手を攻撃する。2HIT。 総評 シャイコス遺跡や回廊海岸に出現するオタマジャクシ型の魔物。 実はラトラトやミニコイドと同系統で下から3番目のポジション。 能力値は低めで特に強くはない敵。 ▲ エクシリア レベル 6 タイプ ストレンジ HP 1504 TP 188 物攻 142 物防 156 魔攻 175 魔防 176 腕力 77 体力 94 知性 96 精神 98 敏捷 78 器用 99 経験値 6 ガルド 24 落とすアイテム ミックスグミ(30%)・奇妙な塊(35%) 盗めるアイテム 雪色ポンポン(80%) 出現場所 キジル海瀑 属性タイプ 弱点:火(150%) 状態異常耐性 (※基準はNormal 落とすものは最大値) 行動内容 総評 キジル海瀑に出現するオタマジャクシ型のモンスター。 精霊界 レベル 43 タイプ ストレンジ HP 3900 TP 1195 物攻 1074 物防 874 魔攻 952 魔防 916 腕力 668 体力 419 知性 587 精神 542 敏捷 537 器用 429 経験値 117 ガルド 143 落とすアイテム ミックスグミ(%)・奇妙な塊(%) 盗めるアイテム - 出現場所 キジル海瀑(精霊界) 属性タイプ 弱点:火(%) 状態異常耐性 (※基準はNormal 落とすものは最大値) 行動内容 総評 精霊界のキジル海瀑に出現するオタマジャクシ型のモンスター。 ▲ TOSラタトスクの騎士 丸い体で転がり、思った以上に素早い。日々ゲコゲコになることを夢見ている No. 131 種族 水棲族 Lv. 2 属性 水 HP 413 TP 14 物攻 67 物防 70 術攻 55 術防 73 器用 69 幸運 42 EXP 16 ガルド 0 属性耐性 弱点:雷(-50%)耐性:水(25%)・火(50%) 落とすもの のり(62%)・灰の写本(19%) 盗めるもの - 残すもの アップルグミ 出現場所 湖底の洞窟(Lv.2)ランクDクエスト「街を守って!」(Lv.?) (※基準は戦闘ランク:ノーマル) 行動内容 右へ半回転しつつ尻尾を振るい、左~目の前の相手を攻撃。 右へ1回転しつつ、尻尾で目の前を薙ぎ払い攻撃。 その場でバク宙しつつ、尻尾で目の前の相手を打ち上げる。 頭突きで眼前の相手を攻撃。 術技 術技名 習得Lv. 消費TP 属性 詳細 雨乞い 8 9 水2 エレメントグリッドの小属性2つを水属性に変える技。 デスペレートチャージ 15 25 - 正面へ転がりながら突撃する技。 スキル スキル名 習得Lv. 消費SP 分類 詳細 対魔獣族 1 6 キラー 魔獣族の敵に与えるダメージが1.1倍に増える。 器用上昇 13 4 ステータス 器用が1.1倍に上昇。 雷抵抗 25 3 エレメント 雷属性の攻撃に対する耐性を+20%。 変化 変化前 中心 変化後 グリンデロー Lv40 オタオタ Lv12 ゲコゲコ オアンネス Lv50 バエル Lv45 Lv18 グリンデロー デイトリッパー Lv50 総評 オタオタ系のランク1。モデルはアビスの流用。 英名は「Polwigle(ポルウィグル)」。 ▲ TOWレディアントマイソロジー2 No. 004 備考 - Lv HP 物理攻撃力 物理防御力 術攻撃力 術防御力 敏捷 移動速度 のけぞり 重さ EXP - ガルド 状態異常 - 属性耐性 - 落とすアイテム アイテム: 盗めるアイテム アイテム: 出現場所 地名・地形: (※基準はノーマル 落とす(盗める)アイテムの数値は入手確率 属性耐性の数値はダメージ補正値) 行動内容 / 総評 ▲ TOWレディアントマイソロジー3 No. 001 備考 - Lv HP 物理攻撃力 物理防御力 術攻撃力 術防御力 敏捷 移動速度 のけぞり 重さ EXP - ガルド 状態異常 - 属性耐性 - 落とすアイテム アイテム: 盗めるアイテム アイテム: 出現場所 地名・地形: (※基準はノーマル 落とす(盗める)アイテムの数値は入手確率 属性耐性の数値はダメージ補正値) 行動内容 / 総評 ▲ クレストリア 咎我人の罪歌 スキット漫画15に登場。咎我人として手配書が町村に配られるようになり、検問をどう突破するかで悩むカナタ。 そこでユナは完璧な変装道具を買ってあると語る。その道具とはオタオタを模した外套だった。 これを頭から被って「ウチラはオタオタやさかいに」とユナが告げると検問の騎士達は「ふむ咎我人でなければ通ってよし!」と通してくれた。 スキット漫画22ではどうしても「咎我人だってバレずに演劇に出てみたい」と相談されたユナが「仮面を被ってお芝居すればええんや。キャラクターも立つし正体もバレへんし一石二鳥やろ?」と言われたためカナタとミゼラはオタオタの仮面をつけて稽古をしていた。 ▲ テイルズオブフェスティバル2024 TOF2024の1コマ漫画「ふれあい練習中…」に登場。ふれあい用のモンスター。 ▲ 関連リンク 関連種 アビス オタグリ オタレド オタメタ オタパプ オタゲル オタプー オタブル イノセンス オタレド オタブル オタグリ オタゲル オタロングテール ヴェスペリア ハリハリ ホワホワ ラトラト リスリス ウサウサ ゴブゴブ ピヨピヨ オノオノ ミニコイド エクシリア グラスオタオタ ピヨピヨ ランドーオタオタ パルースオタオタ ラタトスクの騎士 グリンデロー ゲコゲコ オアンネス バエル デイトリッパー ポシデイオン ▲ ネタ 少し分かり辛いかもしれないが、オタマジャクシのモンスターである。その為、ゲコゲコ(カエル)と同じ所に出現したり、作品によっては成長するとゲコゲコになるという設定がある。 ▲
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編集中
https://w.atwiki.jp/sfcall/pages/532.html
前のゲーム | 次のゲーム クリア条件:EDを見る 開始時間:2017/10/20(金) 22 41 40.12 終了時間:2017/10/26(木) 22 17 38.62 参加人数:2 後にシリーズ化されるナムコのRPG。開発会社はウルフチーム。 戦闘はアクションで行う。 48メガという当時最大級の容量と、オープニング主題歌が話題となった。 よくSFC初の主題歌と言われているが、ダウン・ザ・ワールドのほうが先だったりする。 いくつかのキャラは、イラストとドット絵でデザインが異なっていたりする。 本作においてウルフチームとナムコとのいざこざがあり、このことが ウルフチームのスタッフ独立・トライエース設立・「スターオーシャン」発売へと至るきっかけとなった。 (現在では否定されているものの、この説は根強い) リメイク版と違い、2周目には続かない。 また、雑魚敵に注意。油断しているとすぐにゲームオーバーになれます。 (2主) PS版に比べて攻撃が当たりにくいのと、 詠唱もなしに魔法を3連発くらいしてくるので苦労しました。 おまけ
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キャスト カナタ・ヒューガ 天﨑滉平 ミゼラ 石川由依 ヴィシャス 内田雄馬 イージス・アルヴァ 鈴木達央 ユナ・アゼッタ 佐倉綾音 オウレン・グランバーグ 安元洋貴 マキナ 悠木碧 キャスク 野中藍 ニッキュ 仙台エリ フォルテ 赤羽根健治 アシッド 小田久史 ナッシュ 森下由樹子 ゴードン 各務立基 コーディ・ヒューガ 桐本拓哉 ゲイデル 星野充昭 ニンファ 佐藤正治 レベッカ 金子有希 セネガル 沢木郁也 ソニア 長縄まりあ
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キャスト スレイ 木村良平 ロゼ 小松未可子 アリーシャ・ディフダ 茅野愛衣 ミクリオ 逢坂良太 ライラ 松来未祐(故人)/ 下屋則子(「ザ クロス」以降) エドナ 福圓美里 デゼル 小野大輔 ザビーダ 津田健次郎 ヘルダルフ 菅生隆之 ゼンライ(ジイジ) 永井一郎(故人)/ 緒方賢一(「導師の夜明け」以降) メーヴィン/ナレーション 西村知道 セルゲイ・ストレルカ/フェニックス 堀秀行 マシドラ(スランジ) 大木民夫(故人) ルーカス 星野貴紀 ネイフト 塩屋翼 ブルーノ 菅沼久義 バルトロ 仲野裕 エギーユ 増谷康紀 ロッシュ/ラファーガ 宮本充 アン・トルメ 梶裕貴 アン・フィル 小清水亜美 ミケル 日野聡 ミューズ 原由実 サイモン 五十嵐裕美 マルトラン 小山茉美 ルナール/ジェイド・カーティス 子安武人 ランドン 宝亀克寿 フォートン(エニド/リュネット/ロディーヌ)/ノルミン/アタック 進藤尚美 かめにん/ダークかめにん 井上麻里奈 ソフィ・ラント 花澤香菜 マイセン/アミシスト/ワーデル 高坂篤志 カイム/アウトル/ユーグス 鳥海勝美 スレイ(幼少期)/シノ/フォーシア/マーガレット 今瀬未知 ミクリオ(幼少期)/ねこにん/ムルジム 浜崎奈々 アガサ/アカシャ/サインド/ジョン/セイア 浦和めぐみ アシュラ/アラカン/オイシ/コナン/ナタエル/マルフォ/ロハン 渋谷茂 ウーノ/エクセオ/シモン 船木まひと ゴウフウ 松原大典 パワント/マティア/ロゴス 石住昭彦 ロマーノ 柳沢栄治 役名なし 藤本たかひろ、平井啓二、服巻浩司、宮原弘和、小川慎太郎、 滑川洋平、前田邦宏、大坪康亮、藤井ゆきよ、羽瀬絵里奈、 後藤友香里、外川大花、金香里
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登録日:2010/12/19(日) 11 22 25 更新日:2021/04/20 Tue 01 00 20 所要時間:約 3 分で読めます ▽タグ一覧 TOP TOP-NX ←安定の矛盾設定 かわいい なりきりダンジョン ぷにぷにぽよぽよ もう一人の主人公 クルックックルー! クルール クルールー! クルール! スターロードグレート タンスとは違う テイルズ リストラ未遂 GBCソフト『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』と、そのリメイクであるPSPソフト『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』に登場するパーティーキャラ。 全身が緑のまるっこい体で、お腹の周りが白い。 鳴き声は「クルール」 声優および身長等の詳細は不明。 【GBC版】 ディオが山から拾ってきた ふしぎふしぎ な生き物。 その時ディオは「スターロードグレート」という、時代が時代ならどっかのウィンドル国の虎祭兄貴を感じる素晴らしい名前を考えたが、全力否定された。 ちなみにその後プレイヤーが名前を決める事になるが、最大四文字までなので「スターロードグレート」は打てない。 そして決めた名前によって鳴き声も変わる。 なので、適当に「ああああ」なんて付けると ああああ! ああああ! などと、可愛く回りながらも、いったいこれは何事か、天変地異の前触れかと思うような事になる。 ○戦闘 ディオとメルの性格の影響を受けて戦闘時の姿が変わる。 性格に応じた3系統と、レベルに応じた8段階の変化により、合計24の姿を持つ。 姿によって使う技や術も変化していくので、変な時に姿が変わってしまって敵に対応出来なくなった、などという事態は当時ではざらな話。 特に終盤ではうまく調整しなければまったく役に立たなくなったりするので、注意が必要。 【PSP版】 物語の初めに、ディオとメルが向かったヴァルハラ町で魔物に襲われているところを助け、その少し後に仲間になる。 GBC版では「うきゅ?」等も話したが、PSP版だと「クルール」一筋でいく。 本当に「クルール」としかしゃべらないが、エトスはクルールが何を話しているのか分かるらしい。 ○戦闘 基本前衛型でスキル書などで技を覚えたりする。 秘奥義は「森羅万象ヒップ」 コマンドからリニアモーションになるなど、かなりの仕様の変化もあって以前のように姿を変えたりはしなくなったが、 ある程度シナリオが進行した頃に手に入る特定のアイテムで使えるようになる「チェインパートナー」という技により、一定時間の間ディオかメルに変身して、全く同じ動きをしてくれる。 以下ネタバレ CV 伊藤美紀 クルールの正体は、物語の導き手であるノルン。 物語の最後でクルールに宿っていたノルン様が姿を現し、最後の試練として2人の前に立ちはだかった。 「やりっやりっやりますね!」 PSP版では二連戦になり、一戦目はクルールが離脱するが、二戦目の前にクルールがノルン様から飛び出し自らの意思を持ったという事で加わる。 いかにリメイク版のスタッフがシナリオを理解していないかよく分かる瞬間でry なお、すずはクルールの中に眠るノルンの存在に気付いていたようである。 流石すずちゃん マジ忍者。 クルール「クルール!クルッルルルクルール!クルール!」 エトス「追記・編集お願いいたします……っていってるよ」 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 理解してないも何ももともとリメイクとオリジナルで正体が微妙に違わなかったけ?リメイクの方はノルンの分身的な設定だった気がする -- 名無しさん (2013-09-12 01 15 58) ウキュクルールかわいいな。 -- 名無しさん (2014-12-27 10 20 50) 何でXのほうではこの子の活躍が減らされてタンスみたいな廃材がでしゃばっていたんだ? -- 名無しさん (2014-12-27 10 49 00) 名前 コメント
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発売前情報 PV PS3「テイルズ オブ エクシリア」PV第1弾-シナリオ編- http //www.youtube.com/watch?v=xLvwXrnGhA8 PS3「テイルズ オブ エクシリア」PV第2弾-シナリオ編- http //www.youtube.com/watch?v=Q_a0bCpnoU4 PS3「テイルズ オブ エクシリア」PV第2弾-システム編- http //www.youtube.com/watch?v=mzXCfwE6TMY PS3「テイルズ オブ エクシリア」PV第3弾 http //www.youtube.com/watch?v=qAmBth3GpjQ シナリオ 「リーゼ・マクシア」という精霊術の文化を基盤として発展した世界が舞台。 人間は脳の「霊力野(ゲート)」と言われるものからマナというものを発動することが出来る。 精霊は生きる糧であるマナを受け取り、人間に力を貸す。 精霊術は一般生活のいたるところで使用されている。 精霊は実体化しなければ人間からは見えない、故に精霊の力の恩恵を受けていても精霊を見ることは非常に稀である。 精霊を太古から束ねるのが元素の精霊マクスウェルと呼ばれるもの。 リーゼ・マクシアはラ・シュガルとア・ジュールと言う2国に分かれている。 2国は全土の覇権を争い対立関係 ラ・シュガル王は独裁体制、対外侵攻制作を進める 戦闘システム DR-LMBS(ダブルレイドリニアモーションバトルシステム) 操作キャラクターとターゲットを結ぶライン上を移動し、左スティックの方向とボタンの組み合わせで攻撃するシステムをそのままに、2人で協力して戦うというスタイル。 ACとTPの二つを消費し、ACが続く限り自由に攻撃を繰り返すことが出来る。 TPは主に回復系の術を使用することが出来る。 特性 ジュード:【集中回避】 敵の攻撃を回避した際に瞬時に敵の背後に回り込む。 その後は一定時間敵が無防備状態となり、自由に攻撃をすることができる。 ミラ:【魔技】 術ボタンを短く押すと、詠唱なしで『魔技』と呼ばれる技を発動。 術ボタンの押し方によって変化。 アルヴィン:【チャージ】 大剣と銃を合体させることでチャージ技を使うことが出来るようになる。 1回のチャージにつきチャージ技は1回のみ。 レイア:【活伸棍術】 敵の攻撃をバックステップで回避した際、棍が光って一定時間だけ長くなる。 レイアの成長で効果時間が延長。 エリーゼ:【スイッチングティポ】 ティポオン…ティポがエリーゼの背中にくっついた状態となり、精霊術の威力が高くなる。 離れた場所から術主体で戦うのに適したスタイル。 ティポオフ…ティポがエリーゼに追従して動く状態となり、物理的な攻撃をすることが出来ます。 術師としての能力に加えて、接近戦の要素も備わったスタイル。 ローエン:【術後調律】 自ら発動させた精霊術に対して、術発動後に様々な操作を行うことが出来ます。 ランダムトレジャー 捜索袋 フィールド、ダンジョン等に落ちている袋。 「調べる」コマンドで中身の確認、取得。 一度取得すると袋は消えるが、暫くすると復活している。 (固定か所内の何処に現れるかはランダム) 中身は素材系アイテムでランダム。 捜索ポイント 街、フィールド、ダンジョン等の輝く小さな光。 「調べる」コマンドで取得。 捜索袋と違い、木の上や柱の上、陰などのさまざまな場所に点在。 (カメラの一定の視覚内に入って取得できるのでカメラを様々な方向に動かす必要あり。)
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登録日:2012/04/17(火) 18 33 36 更新日:2024/05/06 Mon 03 33 01NEW! 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 TOG グレイセス テイルズ ネタキャラ ヒャッハー!アスベルだーっ! ビアス 坂口候一 廃人 細目 貴族 鉄爪 長年の恨みだーっ! 騎士 ビアスとは、『テイルズ オブ グレイセス』の登場人物。 嫌みな性格。 CVは坂口候一。 ●概要 少年編に登場。 とある名家の長男であり、幼少期のリチャードの家庭教師をやっている騎士。手甲鉤「ビアスクロー」が武器。 初登場時アスベルと口論になって対決する(一応手を抜いている)。 その後、アスベルとリチャードとソフィが花畑にいた時に暗殺を決行するも失敗したことで破滅の一途を辿る。 暗殺失敗後王都へ護送された。 その後、セルディク派の人間だということが判明した。 その後はストーリーに登場しないので、出番はこれっきり… ……ということはなかった。 但しストーリー進行中ではなく、サブイベントにて登場。 とある貴族の依頼で盗まれた勲章を取り戻しに現場に向かうと、そこで登場。 どうも今の彼は、名家の長子であった自分が落ちぶれたという現実が受け入れられず、精神面が狂っている。 だが、それでもセルディクに加担した為に行き場をなくした騎士たちを「バカども」と見下し「オレは違う!」と思い込んでおり、貴族としての地位に未練があったのか、貴族のみに携帯を許された勲章を盗み出して、自分のだと偽って見せびらかしてくる。 戦闘中もアスベルに対する恨みが現れており、「長年の恨みだーっ!ヒャッハッハー!」や「死ねっ!死ねぇぇぇ!!」と叫びながら攻撃する技がある。 そして再戦に敗北した後は完全に精神が崩れ、自身を「陛下」と呼んで延々独り言を続けるようになってしまう。 ちなみに戦闘後にビアスクローをくれる。(盗んだのではない。ここ重要) ●余談 彼は所謂シリーズによくいるインパクトのある敵なのだが、戦闘面で少し不遇であり、なんと固有ボスなのにもかかわらず、全固有ボスで唯一秘奥義が無く、戦闘BGMも一般ボスのBGMになっている。 サブイベントだからしょうがないか…。 追記・修正よろしく △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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『修正依頼』が出ています。依頼内容は、罵倒に満ちた感情的極まる記述の修正です。対応出来る方がいらっしゃるなら宜しくお願いします。 テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX 【ているず おぶ ふぁんたじあ なりきりだんじょんくろす】 ジャンル ロールプレイングゲーム(シリーズ内ジャンル名 真実と向き合うRPG) 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売元 バンダイナムコゲームス 開発元 ナムコ・テイルズスタジオ 発売日 2010年8月5日 定価 5,219円(税別) プレイ人数 1人 セーブデータ 544KB以上 レーティング CERO B(12歳以上対象) コンテンツアイコン セクシャル、犯罪 廉価版 PSP the Best 2013年2月21日/2,667円(税別) 配信 【PSP/PSV】2013年11月28日/2,381円(税別) 判定 シリーズファンから不評 劣化ゲー ポイント 原典から満遍なく改悪された内容ファンからは満場一致で黒歴史単体で見ても完成度は低いシリーズ史上最低最悪のキャラ「アルベルト」 テイルズ オブ シリーズ 概要 特徴 問題点 戦闘関連 シナリオ キャラクター面 ロンドリーネについて エトスについて アルベルトについて 最悪の後日談 その他の問題点 評価点 総評 余談 同時収録・テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション 概要 ゲームボーイで発売された『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョン』(以下「原作」と表記)をPSP向けにリメイクした作品。 第1部のボス戦後の問いかけ以外にセリフがなかったディオとメルにセリフを用意したり、戦闘システムをシリーズと同じアクションのものにしたり『テイルズ オブ ファンタジア』との橋渡しの役目を持つ新キャラクター・ロンドリーネの追加などが行われている。 また、原作および本作のシナリオは『ファンタジア』本編を前提としているため、『ファンタジア』を未プレイだとシナリオが理解しにくくなっている。 そのため、『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』の戦闘システムを洗練させた『テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション』を同時収録している。 原作は暗く重いながらも練り込まれたシナリオが高く評価されたが、戦闘システムはハードの制約もあってシリーズ恒例のアクション要素の強いリニアモーションバトルシステムからターン制に近いものとなっていたため、戦闘システムを改良したリメイクが望まれ続けていた。 満を持してのリメイクとなった本作は、多数のシリーズ作品にキャラクターデザイン・作画監督として携わる松竹徳幸氏自身がアニメーション監督を務め、背景スタッフはスタジオジブリの作品やアニメ版『時をかける少女』に関わったスタッフで制作されている。 その一方で、開発スタッフの上層部(ディレクター・シナリオライター等)には、原作及び『ファンタジア』本編の開発に携わった人間がほとんどいない(2人いるプロデューサーの岡本進一郎氏のみ原作と同じ)。 また、担当プロデューサーは『テイルズ オブ バーサス』で悪い意味で名を広めてしまった大舘隆司氏であった。 そのため「原作に沿ったシナリオやシステムはしっかり再現してくれるのか」「余計な要素を加えてどっちつかずな出来にならないか」と、発売前からファンの間で不安がられていたのだが、その危惧は案の定この上もない形で的中してしまい、ファンからの多大なる怒りを買うこととなった。 一応、戦闘仕様を評価するプレイヤーやX新規のGB未経験プレイヤーにはそれなりに受け入れられたが、それらの層からすら嫌悪される要素も多々ある始末で、単体としても微妙としか言えない作品となってしまった。 特徴 システムは『テイルズ オブ ハーツ』(*1)のそれをさらに進化させている。 本作では術技発動のパワーソースとして「エモーショナルブレイブゲージ (EBG) 」を使用する。このゲージはキャラクターの感情の変化を表したものであり、ゲージが高いと攻撃力が上昇、防御力が下降し、ゲージが低いとその逆となる。ゲージは攻撃を当てたり、ガードをすることによって上昇し、術の使用により減少する。ゲージが100%を超えた状態では「オーバーブレイブ」が発動でき、これにより攻撃力上昇などの恩恵が得られ、秘奥義(いわゆる必殺技)を発動できるようになる。 『テイルズ オブ シンフォニア -ラタトスクの騎士-』にあった仲間モンスターの要素もあり、特定のコスチュームでモンスターと戦うと、戦闘終了時に一定確率でそのモンスターを仲間にできる。 モンスターは戦闘メンバーとして使用可能であり、モンスターだけのパーティを組む事もできる。 問題点 戦闘関連 今まではTP回復効果を持つアイテムだったグミが、本作ではEBGを増加させる効果になっている。 つまり、自分は攻撃しつつ他の仲間にグミを使ってもらう事で、常にゲージを100%以上に保ててしまい、他シリーズ作品以上に秘奥義の連発が可能になってしまっている。 この結果本作を「グミゲー」と呼ぶプレイヤーもいる。 参考までにTPが存在しない他のシリーズ作品にはTP回復グミの互換アイテムはなく、HP回復グミしか存在しなかった。 キャラクター間の強弱バランスが極端であり、コスチュームをマスターして覚えるスキルが揃っていれば、最終的には主人公「ディオ」と「メル」の圧倒的な2強となる。 秘奥義の演出が全体的に地味。 同時収録の『クロスエディション』に比べると、初動が遅く、動きやエフェクトもあっさりしている。 中でもロンドリーネの使う秘奥義「デモンズランスレイン」は通常技とさほど変わらない見栄えである。ダオスの使う秘奥義「スーパーダオスレーザー」も従来と比較すると明らかに演出が劣化している。 『ファンタジア』のキャラにも秘奥義が搭載されている(*2)が、残念ながらチェスターとクラース以外は既存の術技を秘奥義扱いにしただけの手抜きである。 しかも秘奥義になってしまったため普通の術技として使う事ができない。そのため前日譚である『クロスエディション』では使えたはずの技が何故かその後日談では普通に使えなくなるという珍妙な事になっている。 また、PS版などでは秘奥義相当の特殊な奥義として扱われていたクレスの技「冥空斬翔剣」と、一定条件を満たせば習得出来た技「殺劇舞荒剣」が正式に秘奥義に設定されている。 しかし、冥空斬翔剣の原点となる発動ボイスはデフォルトでは聞けず、発動に合わせたプレイヤーの操作が必要。 全ての敵がのけぞりにくく、爽快感が味わえない。 こちらの攻撃を数発耐え、場合によってはそのまま反撃してくる。 この攻撃を与えても怯まずに行動できる特性は過去テイルズシリーズでも見られ、「鋼体」と呼ばれている。 それでも他作品では精々ボスクラスと、一部の大型雑魚敵が持っているにとどまっていた。しかし本作ではほとんど全ての雑魚敵が鋼体持ちとなっているため、爽快感が損なわれている。 戦闘システムの基盤となった『ハーツ』でも鋼体持ちの雑魚はそれなりの割合で登場したが、本作のように著しくテンポを崩す程にはなっていなかった。 原作にあったなりきり服が本作では作れない。 『ファンタジア』キャラのなりきり服や、「つりし」や「商人」など戦闘に向かないコスチュームが軒並み削除されてしまったことが、原作ファンから非難を呼んだ。 『ファンタジア』パーティメンバーのなりきり服が削られたのは、彼らが本作では仲間(戦闘メンバー)として加入するためと思われる。 原作では戦闘に不向きだった非戦闘系コスチュームも頼まれ事などのイベントで必要になり、戦闘以外でもディオ達のなりきりの能力を活かしていたのだが、本作ではごっそり削られてしまっている。 もっとも、戦闘が複雑化した本作で原作のような大多数のコスチュームを用意するのは明らかに無理があり、また戦闘に力を入れているからこそ下手に非戦闘系コスチュームを入れられないと見る事もできる。 とはいうものの、それならそれで戦闘時には使わないイベント用キーアイテムとして導入する等はできたはずで、何よりコスチュームの主な入手法が『服屋で作成する』→『ダンジョン内に無造作に落ちている』と変更されており、もはやなりきりやコスチュームといった設定ではないほうが自然なシステムに成り果ててしまったのは残念がられることが多い。 クルールの最大の特徴であった成長する事により姿を変えると言う要素が無くなった。 原作ではパーティメンバーはディオ・メル・クルールの3人組だったが、本作では『ファンタジア』のパーティメンバー6人と新キャラクター・ロンドリーネも参加し、最大4人までで戦闘を行えるため相対的に影が薄くなってしまった。 覚えるスキルや技の性能と数のせいで他のパーティキャラと比べても若干弱いため存在感の薄さに拍車がかかっている。 その代わり新たにチェインパートナーという、操作キャラクターに変身して同時攻撃を行うシステムが追加された。しかし残念ながら使い勝手が悪いためほとんど使われない。 シナリオ 大筋そのものは原作と同じだが、その描写等はほぼ別物と言っても良いくらいに改変されている。 原作はシリーズの中でも重く哲学的要素に富んだ独特な作風だったが、本作では打って変わってかなりライトな作風となっており、加えて所々説明不足が目立つようになってしまった。 原作はシリーズでもかなり尖った異色な作品であったが、その尖った異色さが何よりの魅力だった。そのため、その個性を必要以上に削り、最近のシリーズの不評な面を反映させたような作風になったため芳しくない評価を受けることとなった。 また、上に書いたように『ファンタジア』本編のキャラクターも戦闘で使えるようになっただけでなく、シナリオに深く絡むようになった事も「本編エンディングでの別れが一気に軽々しくなった」という批判に晒される事に。 クレス達はエターナルソードという自由に時間転移できる術を持っていたが、クラースはそれを知った上で「私は、もう二度と(100年後に生きるクレス達とは)会えないな…」と言っていた。これは、ダオスの争乱をきっかけに時空を越えて一堂に会していたメンバーが夫々の時代に戻る事で、本来あるべき関係に戻る事を望んでいたからである。 彼が自分だけを指してこう言ったのは、彼と同じ時代に生きるアーチェは人間より長命なハーフエルフの為、100年経過した現代でクレス達と再会出来る可能性は十分にあり、50年後の未来に生きるすずもクレスたちの年齢から同じく存命のうちに再会出来る可能性があるが、クラースは間違いなく亡くなっているあろう事からである。 つまり、二度と会えない、今生の別れだからこそあの離別のシーンが光るのである。本作の仕様はそれを台無しにしていると言われても仕方がないだろう。 一部高い評価を受けていた「たのまれごと」も大幅に削減、正確にはごく僅かがサブイベントとして残っているだけで、このシステムすら無い。そして数少ない残った部分すら悉く改悪しているのである。 特に悪徳商人ボエボエのイベントは、原作の面影も無い淡白でさほど印象に残らない代物になってしまった。 原作では重い内容ながらも非常に評価の高いイベントだったものの、本作のそれは原作のファンはおろか、新規プレイヤーですら首を傾げてしまう内容になっているため、原作ファンからは「こんな有様ならイベント自体を削除してくれたほうがマシ」という批判も。 最後にボエボエと会話する場所のBGMが「陽気な熱帯地帯」をイメージさせ、さらにイベント中ずっとそのBGMがかかりっぱなしである。会話内容とまったく合っていない。このイベントは原作の言わばもうひとつの本編もしくは裏のシナリオといってもよいイベントだったのだが…。 原作にあったヴァルハラ村や魔鏡の間などの鬱要素や哲学的な台詞もかなり緩和または削除されている。 鬱ながらもファンから高く評価された一部の「たのまれごと」や、難しくも深い哲学的な問いも原作の特徴の1つであった。 原作ではプレイヤーが親代わりであり、双子に対して道徳や倫理観を教育する立場であるため、基本的に「答えは自分で導き出せ」というスタンスのゲームである。よって明確な答えを用意しない、哲学的であることに意義がある。それらの一部を排してしまったことで、物語の深みが無くなってしまったという評価を受けている。 ちなみに、原作のシナリオライターは開発室にて、主人公についてディオとメルではないある人物だと発言していたが、本作のシナリオライターは開発室にて「主人公はディオとメルです。」とはっきり発言した。 どのような意図でこのような発言をしたのかはわからないが、本作のクオリティの低さ故「原作の趣旨すら理解していない」と取れる発言になってしまった。 細かい矛盾点など 精霊のグレムリンレアーは作中、かつて『ファンタジア』でクラースの口車に乗せられて契約した事を口にするのだが、本作でグレムリンレアーと出会うのは『ファンタジア』で契約した時代(すずの時代:未来)の約50年前(クレスの時代:現代)で、この時代のグレムリンレアーはクラースと契約どころか出会ってすらない。 キャラクター面 ディオ達の過去に絡む重要な位置にいる人物の人格が悪い方向に変更されている。本作で新たに追加されたキャラも多いが、彼らについての評価も芳しくない。 この重要人物は原作では主人公のディオとメル同様双子という設定であったが、本作では設定の変更を受け赤の他人となっている。 これは原作の根幹に関わる部分で、双子から他人にする必然性は今作だけを見ても一切無い為、典型的な改悪だと猛烈に非難されている。 シナリオの改悪による影響を最も受けたのは主人公の双子に試練を与えた精霊「ノルン」であり、今作では非常に機械的に動くような人物に性格が改変されている。 + ネタバレ注意 捨て子、終わりの見えない戦争、新しい親(軍人)とのしがらみ、疲弊していく国家、劣悪な生活環境…など、様々な悲劇が重なり合い「大量破壊兵器の使用」という結末にたどり着くわけだが、張本人が「俺は悪くない、戦争が悪い」の一言で片付けてしまう。あながち間違った主張ではないが、戦争に関わらない罪無き生物の命まで奪った張本人が使っていい言葉ではない。シナリオや描写の大幅な変更などでこの人物の内心も見えづらくなり、思考停止からの責任放棄にしかなっていない。 なお原作では自身の行為は紛れもない「悪」だと理解しており、人間なら抱いて当然の感情によって使用し、本作のように白々しい責任転嫁などはしていない。だからこそ彼の善悪の判断は非常に難しい問題なのである。それ故にノルンの「審判」の対象に選ばれたと言える。 だがリメイクでは単なる「短絡的な動機による大量虐殺犯」でしかないにもかかわらず原作と同じ扱いな為、大きな矛盾となった上ノルンの株も大きく落とす結果になってしまった。 また、原作では大罪を犯したある2人を認め、その罪の償いに協力的な姿勢をみせるなど器の大きさを見せたダオスだが、今作では打って変わって冷徹な人物として描かれている。(過去に2人がしたことを鑑みれば無理のないことではあるが) ディオとメルの性格改変。 ディオは所々日本語的に違和感のある発言が多く、「誰得」などのネットスラングを使うなど世界観に合わない。性格もどこか生意気かつ妙なトゲが目立つ人物になっている。 メルも全体を通してやたらとネガティブシンキングな面が強調されており、賛否が分かれる。 + その他、目立つキャラについて 長いため下りたたみ ロンドリーネについて 『ファンタジア』本編との橋渡しとして追加された女性。しかし言うほど橋渡しの役割は果たせていない。 ダオスと過去に会ったことがあり、時空を超えて彼を追っていると言う設定だが、当のダオスを追う理由は「幼い頃にダオスと会ったがそのときの彼はとても優しく、戦争を仕掛けたダオスと同一人物とは思えない。そうなってしまった理由を本人に会って確かめたいから」という、個人的な私情によるもの。 上記の理由が判明するのもストーリーが中盤を過ぎてから。それまでは自分の目的を隠したまま思わせぶりなことを言いつつ、成り行きで仲間に入ったかと思えばダオスに会いに行くからと抜けるという期間が続く。 彼女の出自設定に謎がある。 後に発売された攻略本で「普通の人間と変わらない姿だがエルフの末裔」と正式に彼女の正体が公開された。これはエルフの中で稀に生まれる、魔力を持たず、エルフの特徴も持たないレネレスの事を刺していると思われるが、現在のロンドリーネは普通に魔法を扱える。 『ファンタジア』と世界観を同じくする『シンフォニア』では、アイオニトスという鉱石の粉末を摂取すれば人間でも魔術を使用できるという設定があるため、彼女がそれを用いて魔術を使用しているとも考えられるが、そういった説明は無い。 まとめると、「生粋のエルフの子孫であるが、魔力を持たず、エルフの特徴も持たないレネレスとして生まれたために村を追い出され、人間として幼少期を過ごし、後天的又は上記の手法にて魔力が身についたため魔術が使えるようになった」と説明すれば辻褄が合う。 以降の外伝作品でも、ロンドリーネに関しては「エルフの末裔」という設定となっているが、それ以上が語られることはない。 ロンドリーネ自身は至極常識人で、他のオリジナルキャラクターのような非常識な言動や行動が殆ど無く、『ファンタジア』の仲間内にはいなかったノリの軽い姉御肌な女性であり、デザインも藤島康介氏に近い絵柄で(*3)ファンは多い。 エトスについて ディオとメルの親代わりとして登場した新キャラクター。 原作ではディオとメルの親代わりをゲームのプレイヤー自身が務める事で高い感情移入を生み、シナリオのメッセージ性や深みがより増すという評価点にもつながっていた。 エトスの追加はそれらの要素を否定するものとなっており、原作プレイヤーからの批判点の1つとなっている。 + ネタバレ注意。 原作や小説版のように人間にではなく、人間と全く異なる存在である精霊のエトスに双子を託すというノルンの行動は、人間の本質を見極めるという目的には不適切なのではないかという疑問もある。 アルベルトについて ノルンに命を与えられたクローゼットで、本作における誰得要素の筆頭。 原作ではなりきり服はダンジョンの休憩地点などにあるタンスから出し入れしていたのだが、本作ではアルベルトがその役目を担っている。 とにかく自分の欲望丸出しで協調性や節度が欠如しており、口を開けば後述する暴言や下劣なセクハラ発言ばかり。 あまりの憎らしさから名前で呼ばれず、ファンサイドでは専ら(実際はクローゼットであるにもかかわらず)タンスと呼ばれている。 戦闘には一切参加しない上に都合が悪くなるとすぐに逃げる。かのモルモを彷彿とさせるが、まだまともな発言もしてくれる時がある分モルモの方が余程マシとすら言えるレベルである。 ダンジョン内で着替えが出来ないのも「着替え室がないから」という合理的なものではなく「アルベルトが危険のある場所には出てこないから」という身勝手なものになっている。(*4) 極度の女尊男卑な思考回路であり、男性陣への態度は殆どが上から目線の罵詈雑言or暴言で固められている。言動の一つ一つをとってしても下品なものばかり。作中のキャラは構う価値は皆無と理解しているのか多くの発言は見事にスルーされているが、原作や『ファンタジア』本編のファンが聞き流せるかと言われたら、まず否である。 一方、女性陣にはメル メルメル/ロンドリーネ ロディたん/ミント ミーたま/すず すずちん…と言った気色悪いあだ名をつけた上にセクハラまがいの言動をとる。 例外的にアーチェだけは『凶暴なオバハン』呼ばわりし、セクハラ発言は勿論名前で呼ぶ事すら無く、基本的に男性陣と同じ横柄な態度をとる。 言うまでもないだろうが、双子の扱いは常にディオ メル。ディオに対しては他の男性陣と同様容赦なく下劣に罵りにかかる。(*5)挙句実質生みの親であるノルンにすら悪口を言い、極めつけには終盤のスキットでプレイヤーにまで悪口を言ってのける。 もっとも有名と思われるのは、「チェスターの妹・アミィ(故人)の事を罵り、その上兄のチェスターをシスコン&変態扱いする」と言うスキットだろうか。当然妹を貶されたチェスターは怒りのあまりアルベルトに対して容赦ない態度を見せた………りはせず、半ばやれやれな態度で流しているに過ぎなかった。 原作と『ファンタジア』のファンがプレイした場合、チェスターの背負っている背景(*6)・原作の魔鏡イベントも知った上でその暴言を聞かされる事になる。 チェスターの人生はアミィ無しには語れない。幼くして両親を亡くし、孤児となった2人を養う者は誰もおらず、自分で食い扶持を稼がねばならなかった。そんな苦境の中でも盗みなどの犯罪に走らなかったのは、その罪で自分のみならず妹も穢してしまう事を知っていたからである。アミィを愛し、誇りに思っているからこそ今の真っ直ぐな心を持つチェスターが居るのだ。しかもその妹は、『ファンタジア』冒頭で村を襲った軍隊に殺されている。 これに関連して、スキット内でのチェスターのやたらと落ち着いた対応にも時に批判が寄せられる。原作でのチェスターの性格(*7)なら、ブチギレるどころか周囲の制止を振り切ってでもアルベルトを叩き壊しにかかるのは間違いない。 一応、スキット以外ではでしゃばらないというのが最後の救いかもしれないが、当シリーズでスキットを聞かずに進めるのはプレイする楽しみがかなり減るので、そうもいかないのが現状。 だが、着替えをした時等のシステムメッセージなどが何故かアルベルトの発言したものの体を取っており、加えてアルベルトの喋りに特徴的な訛りがあるせいで、嫌でも目に入り非常に鬱陶しい。 なお、先述したチェスターとの会話の詳細は以下の通り。 + スキットの詳細。不快になる可能性があるので閲覧注意。 ディオ達に魔物使いのコスチュームを渡したチェスター。メルのことを思わず「アミィ」と呼んでしまったあとのチャット。 チェスター「アミィと間違えるなんてな……」アルベルト「アミィって、おめぇの妹だか?」チェスター「あ、ああ、そうだよ……」アルベルト「ほぇ~~~、おめぇに妹がなぁ~~」チェスター「な、なんだよ!人の顔ジロジロ見て」アルベルト「おめぇみてーなキツネ目の妹っつーことは、そのアミィっての、名前に合った顔なんだなや」チェスター「なんだよ、それ。アミィが俺に似てるって言いたいのか?」アルベルト「みなまで言わんでええだ、ええだ。おめぇの顔見てれば、ぜぇ~んぶわかるだよ」アルベルト「おめぇはかわいい妹が欲しかったんだ。だから、さっきメルメルをわざと間違えたんだど?」チェスター「バカ言ってんじゃねぇっての」アルベルト「あひゃぇ!当たっただ!図星だ!!こいつ、メルメルを狙ってる変態だーよ!!!」チェスター「あのなぁ……そりゃ、お前だろ……?」 これはひどい…。 そして極めつけに、開発室で聴けるスタッフによるアルベルトへの「毒舌キャラ、楽しんでいただけましたか?」 「毒舌」とは、辛辣な悪口や皮肉を言うこと(*8)であり、アルベルトのそれはただの「暴言」でしかない。 結果、アルベルトの発言の数々をお茶目要素であるかのように扱う開発陣への不信を煽るだけとなってしまった。元より、この時期のテイルズスタッフは「平然とキャラ崩壊させる」「特定のキャラをもちあげる為に他のテイルズキャラを『踏み台』にする」「キャラの扱いに苦言を呈した声優の発言すらおちょくってネタにする」「ゲームに自分達(開発陣)が好きそうな要素を無理やりねじ込む」といった面において大暴走しており、目に余るものが多々あった事からユーザーからは非難轟轟だった事で有名だが、その最たる例ともいえるだろう。 こんな有様のため、アルベルトは満場一致で「シリーズ最低のキャラ」としての評価が定まる事となった。多くの言動が欲望に忠実過ぎるあまりキャラクターの語り口調として不自然なものも多く、中には「彼はキャラクターとすら呼べない、単なるスタッフの欲望のアバター」と評する者もいる。 実際に『マイソロ3』のスキットや『エクシリア』のキャラにまつわるコピペなどでアルベルトがネタにされている。 またあまりに不評だったのか公式人気投票からはアルベルトの名前が削除されている。 最悪の後日談 シナリオ改変の影響で本編キャラクターの悉くがディオ達と出会わなければ悲惨な末路を辿る事になってしまった。(参考動画(ニコニコ注意)) + ディオ達と出会わなかった場合の本編キャラクターの悲惨な未来。ネタバレ注意。 クレス 犯罪組織“シグルド”との戦いの中戦死。 ミント クレスの死に絶望して自殺。 クラース 召喚術の論文が認められず生きる希望をなくし、酒に溺れた末に死亡。 すず 魔界の王プルートと刺し違え戦死。 チェスター 不明。 改変の結果『ファンタジア』本編までも巻き添えにしているため、『ファンタジア』本編のファンからは凄まじい反発が起きた。 仲間達が辿った悲劇を知るアーチェと悲劇を逃れたキャラクター達が揃うという「アレ?」と思える現象も起こっているが…。 似た事例だと『デスティニー』の主人公スタンの続編での扱いもかなりの批判があったが、本作の場合はそれすらまともに見える酷さを誇る。 スタンの場合は「長年一線を退いていた」「愛剣ディムロスを失い、全ての昌術と多くの特技が使えない」「家族同然の存在を人質を取られ、武器を捨ててされるがままに殺された」「非常に凶悪な敵が相手だった(*9)」後の展開にもある程度活かされている等、相応のフォローがあった。 ミントに関しても、悲観から安易に死を選ぶような人物ではない。冒険の中で苦境にも折れない芯の強さを身につけた女性である。 これらの後日談が納得のいく流れであるのならばここまで批判される事は無かったかも知れないが、ストーリー上有り得ないと思われるような展開を具体的な描写もなく追加したことで原作のファンから反感を買うこととなった + ネタバレ注意。 クラースが論文を燃やされたのは、論文を提出するより前に召喚の契約を破棄してしまったせいで召喚術を証明できなかったからである。冗談のような話だが召喚を証明できなかった部分以外は公式サイトにも書かれている内容である。 『ファンタジア』で契約の破棄を明言していたのは闇の精霊シャドウのみで、他の精霊たちとの契約破棄は本作のみの設定である。「召喚術の悪用を防ぐ」という意図だったようだが、そもそも精霊たちは契約の指輪さえあれば誰の言うことでも聞くわけではない。(*10)あくまでクラース個人との契約である以上、解除する必要はなかったはず。 + 余談 『ファンタジア』の後日談に当たる第一部は、原作ではシナリオらしいシナリオは無く、本編キャラクターの協力を仰ぎながらディオ・メル・クルールの3人で精霊の試練を受けていき、封印された性格を解放していくというものであった。その反面で前述のたのまれごとの内容がかなりヘビーなものもあり、こなさなければ後半のダンジョンの扉が開かないため、実際はそこまで淡泊に感じさせないようにはなっている。 その他の問題点 リメイク作であるにもかかわらず、原作での人気曲「DARK MIND」「Judgment」など、あいだとしき氏による曲は一つも採用されていない。 「あいだとしき氏はギタリストの会田敏樹氏で、権利関係のために使用できなかった」と一部で推測されているが詳細不明。 その代わりにシリーズお馴染みの桜庭統氏が新曲を書き下ろしているが評判はあまりいいとは言えず、特にラスボス戦の曲はファンからは「どう聞いても通常戦闘のノリ」と言われている。 『ファンタジア』の音楽のアレンジも音がこもっている、主旋律が聞きづらい、異様にがしゃがしゃしていてうるさい、などと不評である。 発売前にやたらと押されていた『テイルズ オブ グレイセス』の主人公・アスベルのコスチュームはパスワード入力でしか手に入らない。 もっとも、これまでのDLCやアンロックキーと違い、パスワードは攻略本やネットに全部載っているので、探せばすぐ見つかるレベルではある。 2010年12月ごろから公式HPに全て公開されている。 評価点 原作ではパーティメンバーはディオ・メル・クルールの3人だったが、本作では『ファンタジア』のパーティメンバー6人と新キャラクター・ロンドリーネも参加し、最大4人までで戦闘を行えるようになり、パーティの選択肢が大幅に増えた。 戦闘システム、ハードの制約もあってシリーズ恒例のアクション要素の強いリニアモーションバトルシステムからターン制に近いものとなっていた原作に比べると大幅に改良された。 『PS2版テイルズ オブ デスティニー(以下リメD)』『ハーツ』にあった「同じ術技だけ使っていればいい」という問題点は、同じ術技が連続で出せなくなった事により解消された。 なお、「通常攻撃→特技→奥義」の通りにしか技の連携が出来ないためリメDやハーツほど連携の自由度は無いが、特定のスキルの修得で連携の幅も同じようになる。 本作では通常攻撃が術技と同様に着脱可能であり、×ボタンに通常攻撃・〇ボタンに術技なども可能。携帯機ではセットできる術技が少ないといった問題に対する一つの解ともいえる。 仲間モンスターを自分で動かすことが出来る。このシステムが初搭載された「ラタトスク」ではモンスターは全てAI操作であったため、自分で動かすことが出来なかった。 仲間モンスターの中には『クレイアイドル(*11)』などのとてつもなく強力な性能を誇るモンスターもおり、本来『敵だから許されている』凶悪性能の技や体質を思う存分使用することが出来る。 『テイルズ オブ デスティニー2』の強敵ガープや、2周目以降の隠しダンジョンでは作中に登場するボス(の色違い)まで仲間にすることも可能。 今作のモンスターはアイテムも使用可能になっており、更に人間キャラが倒されても全滅扱いにならなくなっている。この点もラタトスクの欠点を解消した形となっている。 ちなみに仲間モンスターには隠しダンジョンの裏ボスもおり、まさかの秘奥義まで搭載されていたりする。 ダンジョンがランダムダンジョンから『ファンタジア』の固定ダンジョンになった。 当時の2頭身のトップビューではなく、『デスティニー2』等の3頭身2Dテイルズのクォータービュー風に書き直されており、それでいて当時の地形を模した作りのため懐かしみつつも新鮮な気分で冒険ができる。ギミックもしっかりと踏襲。 暗黒時空のダンジョンは地下墓地等の通常世界で拾われなかったダンジョンが元になっている。 バンナムの他作品とのコラボ要素があり、『アイドルマスター』や『塊魂』などのなりきり衣装が存在する。 それ自体はコスチュームのバリエーションの増加に繋がっているので評価出来るのだが、大元が3D作品のコスチュームで秘奥義を使用した時のカットインがそのまま3Dグラフィックで挿入されるため、ゲーム自体が2Dグラフィックで表現されている本作では違和感が強く、諸手を挙げて評価出来ないとする意見も出てきてしまっている。 総評 ここまで読んでもらえば分かったと思うが、一つの作品としてあまりに問題が多く、完成度は低い。 特に原作を知るプレイヤーにとっては、あまりの矛盾点や問題の多さから難色を示す要素だらけであり「評価の高かった原作要素を削り、満遍なく改悪されたゲーム」という評価をされている。 ターン制に近かった原作の戦闘が、シリーズお馴染みのリニアモーションバトルになった点は評価されているが、そもそもハード性能を考えればできて当たり前の最低ラインでしかない。 一方で原作を知らないプレイヤーが単体のゲームとして見れば、ゲームプレイに差し障るバグなども無ければ、シナリオなどを除けばゲーム全体に致命的欠陥があるわけではない為、クソゲーと断じるのは難しい。 ただし原作を知らないユーザーにとっても「アルベルトがウザすぎ」という点においては満場一致で大不評である。 総じて「基礎ができてない(原作の良さを理解していない)くせにアレンジをしたがる人の典型」であった。 余談 発売後 メディアクリエイトの初回のランキングでは第1位を獲得し初週の売り上げ本数は10万8356本であり、最終的な売り上げ本数は原作の15万4602本を上回る18万4355本(いずれもファミ通調べ)であったが、上記の悪評によりかつては市場に中古が溢れている状態となってしまっていた。 同時収録されている下記の『クロスエディション』も質の悪い劣化移植となっているためか、元となっている『フルボイスエディション』の方が中古価格が高くなっているのも普通に見かけられる。 ゲーム内容外でのアルベルト関連 改めて言うことでは無いが、キャラクターを演じた声優には一切の非はない。(*12) 龍田氏に対しては、このキャラクターのせいで一緒くたに叩かれかねない事に対する同情もあるが、「アルベルトというキャラクターをその演技で更にプレイヤーを苛つかせる位に完璧に演じきった」と評されるべきだろう。表現がネガティブになってしまっているが、あくまでアルベルトというキャラクターの立ち位置などを受けての表現であり、この場合は演技を批判する意味で用いていないのでそこは了承願いたい。 上述した不快な要素ばかりが詰め込まれたキャラクター性もあって、「タンスのウザさに耐えるのもノルンから(プレイヤーヘ)の試練」等と言われてしまっている。 二次創作のイラストでは、アルベルトが燃やされている絵が大量に見られる(*13)。作中でアルベルトにこれといった制裁が加えられない(*14)事と決して無関係ではないだろう。 また、テイルズ関係の2chスレでは、アルベルトのような口調のカキコがあると、ほぼ必ずと言っていいほど「紅蓮剣!」「エクスプロード!」といった感じで火属性の強力な技・術によるレスがかえってくるほか、Amazonでの評価も辛らつで、ほぼ全てのレビュアーがアルベルトを不満点として挙げている。 普段ならば、ことバンナムに対してそのえげつなさから批判意見の多いDLCだが「 タンスの存在を消せる追加コンテンツだったら数千円払ってでも買う 」という意見すら上がっているところからもプレイヤーがどう見ているかが分かってもらえるのでは無いだろうか。 シリーズ他作品でも毒の強い性格や極端な言動・描写で賛否を招くキャラは少なくないが、彼らなりの信念や筋は通しており、そこを評価し彼等を好くファンもまた多い。日常会話においても最低限の節度はしっかりと弁えており、アルベルトほど無秩序なキャラは皆無である。 キャスティング関連 シリーズでは珍しく、ディオ・メル・クルールの声優は過去に発売されたドラマCDで担当した声優とは違う人物が担当している(*15)(*16)。 攻略本によると、ディオとメルの性格を掴むための資料としてこのドラマCDも使用されたらしい。しかしなぜ声優が変更されることになったのかは不明。 誤解のないように書いておくが、変更後の声優の演技についてもディオ役の斎賀氏の演技など広く評価されている。 また、元々のドラマCDの声優陣もキャライメージに合った優れた演技で評価は高かったこともあり、本作でキャスティングが一新されたのはそもそも原作におけるドラマCDの存在自体を知らず、あとになってその存在を知った(*17)からという噂がファンの間で流れたこともあった。もちろんこの噂は情報源やソースが見つからない完全な噂であるが、かつてドラマCDでミクトランの声を担当した声優が続投した過去がこの噂を加速させた可能性もある。 同時収録・テイルズ オブ ファンタジア クロスエディション 本作に同時収録されている『ファンタジア』の移植作品。 詳細はこちらのページを参考にされたし。